Software Design 2025年5月号
今号の特集概要
第1特集
オブザーバビリティの最前線
可観測性の基本とOpenTelemetry入門
システムやアプリケーションの状態を把握する方法として,「オブザーバビリティ(可観測性)」が注目を集めています。とくに,OpenTelemetryは,従来の課題だったデータの分断を解消し,さまざまなデータを総合的に扱えるOSSツールとして,公式ドキュメントの日本語化プロジェクトも相まって話題となりました。本特集では,今現場で必要とされるオブザーバビリティの基本知識や観測方法を押さえ,代表的なツールであるGrafana やOpenTelemetryでの実践例を見ていきます。さらに,組織全体へオブザーバビリティを広げていくための考え方やゴールも解説します。システムの複雑化が進む現代でこそ活用したいオブザーバビリティの最前線を見てみましょう。
第2特集
クラス設計の鉄則
堅牢で変更に強いコードを作り上げる技術
大規模で複雑なソフトウェアを開発するうえで,ソフトウェアの複雑さを整理し,変更に強いソフトウェアを作り出すためには,クラス設計が非常に重要です。
本特集では,「モジュール性」「関心の分離」「依存関係」の3つの視点でクラス設計の基礎から実践まで解説します。第1章では,クラス設計の基本となる技法とその背景にある考え方を説明します。第2章では,第1章の内容を具体的なクラス設計に適用するノウハウとアプリケーションの構成要素ごとのクラス設計方針を紹介します。第3章では,既存のソースコードからクラス設計の問題点を検知する着眼点と改善方法を解説します。
短期連載
ローコード開発ツール「プリザンター」
【3】バックエンドのカスタマイズと独自のAPIの追加
ローコードですばやく業務アプリが開発できるOSS「プリザンター」を紹介します。テンプレートや基本機能を使うだけでも実用的なアプリが作れるプリザンターですが,本連載ではとくにカスタマイズ方法に着目して紹介します。
自分のプログラミング力を活かして短時間・低コストでお好みのアプリを作る方法を手にしましょう。
短期連載
乱数のひみつ
【3】安全な乱数の生成方法
乱数は,プログラミング,セキュリティの観点で重要な役割を担っています。ITエンジニアにとって比較的身近な技術ですが,掘り下げると興味深いさまざまな知見が見えてきます。
目次
第1特集
オブザーバビリティの最前線
可観測性の基本とOpenTelemetry入門
- 第1章:オブザーバビリティの基本と考え方
実現までのフローとテレメトリーデータを押さえる
- 第2章:メトリクス,ログ,トレースの分析
Grafanaを活用したオブザーバビリティの実践
- 第3章:OpenTelemetry入門
サンプリング戦略と計装の実践
- 第4章:オブザーバビリティの組織への導入と目指すゴール
成熟度モデルによる現状把握と改善で徐々にレベルアップ
第2特集
クラス設計の鉄則
堅牢で変更に強いコードを作り上げる技術
- 第1章:クラス設計再入門
モジュール性・関心の分離・依存関係を意識する - 第2章:迷わないクラス設計の指針
アプリケーション開発の実践例から考える現代的な設計方針 - 第3章:設計の落とし穴対策
コードから問題を検知する着眼点と改善方法
短期連載
- ローコード開発ツール「プリザンター」
【3】バックエンドのカスタマイズと独自のAPIの追加
- 乱数のひみつ
【3】安全な乱数の生成方法
連載
- ITエンジニア必須の最新用語解説
【197】AIエージェント - 万能IT技術研究所
【36】過去も未来も星座も超えるスペースコロニーXR体験——君を街ごと宇宙世紀に連れてゆく - FE/AP試験問題に挑戦
【7】基礎理論&コンピュータシステム - ドメイン解体新書
【16】ドメインを取得すると公開される情報 - ハピネスチームビルディング
【38】中途入社や異動で来た新メンバーに対するアンチパターンを回避(前編) - 【新連載】Ruby×静的型付け戦略
【1】Steepを使った型検査 - プログラミング×AIの最前線
【2】プログラミング分野における大規模言語モデルの最新動向 - RAGアプリケーション評価・改善の極意
【5】RAGの構築と評価への組み込み - ソフトウェアテスト探検隊
【8】従来のソフトウェアテストの課題とその一歩先の技術 - 実践データベースリファクタリング
【16】終わらないリファクタリングプロジェクト - 実践LLMアプリケーション開発
【20】LangGraphアプリケーションにMCPサーバ連携を組み込む - AWS活用ジャーニー
【31】AWS Trusted Advisor - メールシステムトラブルバスターズ
【2】送信ドメイン認証で身を守る(前編) - インターネットの姿をとらえる
【9】時代によって移り変わるインターネットの階層構造 - 魅惑の自作シェルの世界
【30】パス名展開(後編) - 【最終回】一歩踏み出すための技術広報戦略の立て方
【5】技術広報プロジェクトの計測とふりかえり - あなたのスキルは社会に役立つ~エンジニアだからできる社会貢献~
【160】Project PLATEAUを通じて見えたシビックテックの可能性