60分でわかる!シリーズ60分でわかる!
改正 景品表示法 超入門

[表紙]60分でわかる! 改正 景品表示法 超入門

紙版発売

四六判/160ページ

定価1,760円(本体1,600円+税10%)

ISBN 978-4-297-14459-3

電子版

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書籍の概要

この本の概要

ステマ規制が2023年10月1日から開始し,複数の企業が処分されています。また,2024年10月には確約手続/罰則の導入等の改正法が施行されました。法執行の強化につながるこの改正において,商品やサービスを展開する各企業は遵守する項目がより増え,注視する必要にせまられています。本書は法律の要点整理から「No.1表示の正しい利用法とは?」「事業者がステマ規制に抵触しないための対応は?」といった最新トピックを図版でわかりやすく解説し,実務のポイントまで紹介。改正景品表示法の全容を理解するための1冊となっています。付録には,広告審査に役立つチェックリスト付き。

こんな方におすすめ

  • 商品,サービスを販売する業務,広報やPRに従事する方
  • ECやネット広告担当者

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著者の一言

本書のサンプル

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目次

Part1 景品表示法を知る

  • 001 景品表示法の存在理由 ~商品・サービスを適切に選択できる環境を整備する~
  • 002 景品表示法の全体像
  • 003 景品表示法のリスク
  • 004 消費者志向経営と景品表示法ガバナンス
  • 005 社会の変化に対応してきた 景品表示法
  • Column 外国事業者と景品表示法

Part2 不当表示の禁止

  • 006 景品表示法は不当表示規制の基本法
  • 007 景品表示法の不当表示規制の全体像
  • 008 優良誤認表示
  • 009 有利誤認表示
  • 010 指定告示に係る表示
  • 011 不当表示となる要件とは?~不当表示の類型と要件~
  • 012 不当表示規制の対象となるのは「事業者」である
  • 013 不当表示の対象となる「表示」とは
  • 014 不当表示規制の対象は 表示行為を行った事業者である
  • 015 「自己の供給する」商品・サービスとは①
  • 016 「自己の供給する」商品・サービスとは②
  • 017 優良・有利誤認表示の要件「著しく」の程度
  • 018 優良・有利誤認表示の要件「著しく」における注意点
  • 019 強調表示・打消し表示
  • 020 不当表示の要件にある「一般消費者」とは誰か
  • 021 表示には合理的根拠資料が必要(不実証広告規制)
  • 022 表示を裏付ける合理的根拠資料の作り方
  • 023「No. 1表示」「最上級表示」の正しい利用
  • 024 比較広告
  • 025 食品制度と機能性の表示
  • 026 商品の原産国・原料原産地の表示
  • 027 価格表示
  • 028 二重価格表示
  • 029 キャンペーン表示① ―表示と設計の注意点―
  • 030 キャンペーン表示② ―期間限定表示―
  • 031 キャンペーン表示③ ―おとり広告―
  • 032 ステルスマーケティング① ―総論―
  • 033 ステルスマーケティング② ―事業者の表示とは―
  • 034 ステルスマーケティング③ ―事業者の表示の明示―
  • 035 アフィリエイト広告
  • 036 ダークパターン
  • Column ヘルスケア表示を行う場合には薬機法にも注意が必要

Part3 景品類の制限及び禁止

  • 037 景品規制の全体像
  • 038 景品類の定義①顧客誘引性
  • 039 景品類の定義②取引付随性
  • 040 景品類の定義③経済上の利益
  • 041 景品類の提供方法―総付と懸賞―
  • 042 懸賞(一般懸賞)と共同懸賞
  • 043 全面的に禁止される懸賞方法(絵合わせ)
  • 044 総付による景品類の提供と適用除外
  • 045 取引の価額の算定
  • 046 景品類の価額の算定
  • 047 景品規制の対象外となるもの① ―総論―
  • 048 景品規制の対象外となるもの② ―オープン企画―
  • 049 景品規制の対象外となるもの③ ― 値引―
  • 050 景品規制の対象外となるもの④ ―自他共通割引券―
  • Column 高評価%表示が優良誤認表示となる場合

Part4 景品表示法違反があった場合の手続・効果

  • 051 景品表示法の違反があった場合
  • 052 行政調査の流れ
  • 053 景品表示法に違反する事実が認められたら
  • 054 確約手続の導入
  • 055 差止請求・損害賠償請求
  • 056 消費者団体等による請求・訴訟
  • 057 自主ルールによる措置・DPF 規約
  • 058 優良・有利誤認表の罰則
  • Column 競業企業が不当表示をしているのを見つけた場合

Part5 景品表示法違反を防止するガバナンス

  • 059 事業者が講ずべき景品類の提供及び表示の管理上の措置
  • 060 公正競争規約
  • 061 不当表示が起きる要因
  • 062 不当景品類が起きる要因
  • 063 不当表示等を防ぐために
  • 064 違反があったときの対応
  • 065 景品表示法を深く学ぶ~さらにその先へ~
  • 付録 景品表示法チェックリスト
  • 索引

著者プロフィール

池田・染谷法律事務所(いけだそめやほうりつじむしょ)

2018年の事務所設立以降,公正取引委員会・消費者庁などの規制官庁や,社内弁護士,裁判官・検察官としての多彩な経験を持つ多くの弁護士が,独禁法・消費者法・情報法を軸とし,クライアントに価値あるリーガルサービスを提供するブティック型法律事務所。

先進的なビジネスにおける法律相談のサービス提供に加え,法改正対応(独禁法/景表法他)など,企業ニーズの高い法的サービスをパッケージ化した各種サービスを用意している。また,随時セミナーを開催し,さまざまな形で独禁法・消費者法・情報法の最新トピックスを発信している。

https://www.ikedasomeya.com/


染谷隆明(そめやたかあき)

池田・染谷法律事務所 代表弁護士(63期)

専修大学法科大学院法務研究科修了。2014~16年 消費者庁表示対策課等に勤務。2018年池田・染谷法律事務所設立。2023年~国民生活センター商品テスト分析・評価委員会専門委員。

主要著作:『基本講義消費者法第5版』(共著,日本評論社,2022年),『詳説景品表示法の課徴金制度』(共著,商事法務,2016年),『逐条解説 平成26年11月改正景品表示法』(共著,商事法務,2015年)。