今の消費者はなにを求めているのか?
現在、ネットを中心に世の中には売込や営業の情報があふれかえっています。我々が1日に接する売込情報(企業名、ブランド名、商品名、キャッチコピーなど)はいくつあると思いますか?
一説にはなんと「2,000件を超える」とも言われています。そして、売込情報はすべて正しいとは限りません。そのことは消費者もよくよく理解していて、非常に疑い深くなっています。そんな状況に晒されている今、すべての消費者の共通意識は、
「信頼できる人・店からならば(よいものだろうから)購入する」
「よいものなら相応のお金を払う意思はある」
「よくないものにお金を払うのは絶対イヤ。騙されるのも絶対イヤ」
という状態になっているのです。以上からわかること。それは、すべての顧客・消費者が共通して求めているものは信頼ということです。
主要プラットフォームも「信頼」を重視している
Googleは現在E-E-A-Tという基準を重要視して、Webサイトやコンテンツの品質を評価しています。当然、Webサイトの検索ランキングの結果に大きな影響を与えます。
E-E-A-Tとは、Experience(経験)、Expertise(専門知識)、Authoritativeness(権威性)、Trust(信頼性)の4つの用語の頭文字を取ったものであり、Googleは下図のように表現しています。
図の中心にTrust(信頼性)があるとおり、信頼性はE-EA-Tのなかで最終的に目指すもの、と言っても過言ではありません。
そして、基本的な考え方はほかのSNSも同じ。各SNSは競い合って、ユーザーの可処分時間のとり合いをしています。多くのユーザーの可処分時間を獲得できる(=利用時間が多い)SNSほど、プラットフォームの価値が向上し、広告をはじめとする売上収入の増加が見込めるためです。各SNSプラットフォームとも、ユーザーが信頼し、安心して使える環境を一番に考えています。ここでも、最重要視されているのは信頼です。
Webマーケティングで目指すべき姿とは
以上のことから、「プラットフォームありき」でWebマーケティング施策をおこなう我々が行動原理にすべきなのは信頼獲得です。最終的に、お客様があなた自身やあなたの商品・サービスを思い浮かべたとき、
「ああ、あの人なら(あの人の商品・サービスなら)、信頼できる」
と自動的にイメージ(想起)してもらえる存在になっていれば、売上は後からついてきます。では、そのためにはどうすればいいでしょうか。『Webマーケティング最強の1冊目』では、顧客から信頼を得るための戦略立案から施策のすべてをまとめました。270社以上のコンサルティングで編み出された、予算や知名度、センスに頼らずに成果を出す「最強のWebマーケティング」をお教えします。