統計が苦手な人の処方箋

統計、データ分析、データサイエンス…そんな言葉をニュースで目にしない日はない! といってもよいほど、⁠データ重視」とされる今日このごろ。ビジネスパーソン諸氏はいかがお過ごしでしょうか? などといきなり挑発的な文句ではじめてしまいましたが、そう聞いて「うんうん」とうなづく方も多いのではないかと思います。⁠統計がわからないビジネスパーソンなんて!」とか、⁠君の仕事は明日からデータ分析だ!」とか。そんなことを言われたら、ちょっとどきどきしてきますよね。

2022年、もはやデータを利用しないビジネスなんてビジネスじゃない! といった風潮の中、⁠自分もそろそろデータ分析を勉強しないといけないんじゃない?」と思い、本屋さんで統計の本を開くと…「うあ! なんじゃこりゃ!」と目も覆わんばかりの数式の数々。⁠だめだこりゃ」と懐かしのセリフを吐いてそっと棚を離れていく…そんなあなたの姿が目に浮かぶようです。そこで、今回は統計を学ぶ上での知っておきたい、3つのポイントをご紹介しちゃいます!

1つ目は、身近なビジネスの事例で学んでみること。何を学ぶにしても、リアリティが大切。売上や営業成績といった身近なデータで統計を学ぶのがおすすめです。2つ目は、図に描くことで知識を定着させること。統計は、グラフを使って視覚的に理解できるものも多いのです。自分で図を描いてみることで、確かな理解につながります。3つ目は、Excelを使って実際に計算してみること。数式は難しいですが、数式の意味を理解しない限り、本当に統計のことがわかったと言えません。でも大丈夫、いきなり自力で計算しようとするのではなく、まずはExcelに答えを出してもらいましょう。そこから、数式の内容を理解していきましょう。

いかがでしょうか? ちょっとデキそうな気がしてきましたか? ここまで説明してきた学び方をそっくりそのまま本にしたのが、ゴリラ部長が教えてくれた統計の「超」入門です。データ分析チームに配属された新人の山田くんが、ゴリラ部長に統計を教わって…というビジネス「あるある」ストーリーに則って、統計の基本中の基本をわかりやすく解説。ビジネスの事例で、図を描いて、Excelで計算して、数式の意味を理解する。統計初心者に向けた、1冊目の教科書です!