なぜ⁠Instagramでモノが売れるんですか?

この記事のタイトルを読んで、⁠?」という驚きを持った方も多いかもしれません。ひとつは、⁠Instagramって写真を投稿するSNSだよね。それでモノを売るってどういうこと?」というもの。もうひとつは、⁠たしかに、Instagramを宣伝や販売に利用しているのは知ってるけど、確かにどうやってそれを実現しているんだろう?」というものです。ここで重要なのは、Instagramを見て、どこへ行こうか、何を食べようか、何を買おうかを決めているユーザーがすごくたくさんいるということ。そして、こうしたユーザーの購買行動を自分のビジネスで生かすための、正しい方法がある、ということです。

ここで、⁠DECAX」⁠デキャックス)という考え方をご紹介しましょう。DECAXとは、現代の消費者の購買行動を5つに分けて整理した考え方で、次の5つから構成されています。

  • ① Discovery(発見)
  • ② Engage(関係)
  • ③ Check(確認)
  • ④ Action(購買)
  • ⑤ eXperience(体験と共有)

ビジネスの目的は、言うまでもなく、④の購買です。しかし、DECAXの全体像を見ると、④へ行きつくまでに、3つのステップがあることがわかります。例えばデパートで素敵なスカートを発見したとします。これが①です。その後、即④へと進んでもらえればよいのですが、現代の消費者行動はそう簡単ではありません。ここで、Instagramの登場です。Instagramで、すてきなスカートの写真を発見します①。そして、そのブランドのアカウントをフォローします②。フォローすると流れてくる投稿をチェックしていくうちに③、ようやく購買へと行きつくのです④。そしてその購買した体験を、SNSやリアルの人間関係の中で共有するのです⑤。

これが、Instagram時代の消費行動の基本的な考え方です。こうした考え方に基づいてInstagramを活用することで、Instagramは、⁠モノを売るための場所」へと変貌するのです。今こそ、販促ツールとしてのInstagramの可能性を試してみませんか?