Windows 10で進化したWindowsタブレット

AndroidタブレットやiPadに比べると、やや使いにくく、某ブラウザゲーム専用機といった印象のWindowsタブレットでしたが、7月に発売されたWindows 10でより使いやすくなりました。

タッチ操作に適した「タブレットモード」

Windows 10では、従来のデスクトップのほかに、タッチ操作に最適化された「タブレットモード」を利用できます。Surfaceのように、脱着できるキーボードがあるタブレットでは、キーボードを装着したときはデスクトップ、キーボードを外したときはタブレットモードというように、利用する状況にあわせて使いやすいモードにかんたんに切り替えることができます。

タブレットモードにすると、スタートメニューやアプリが全画面表示になり、タッチ操作がしやすくなります。

デスクトップ
デスクトップ

タブレットモード
タブレットモード

タブレットモードには、アクションセンターからかんたんな操作で切り替えることができます。また、タブレットにキーボードやマウスを脱着したときに自動的にモードを切り替えるように設定できます。

アクションセンターからかんたんに切り替えられる
アクションセンターからかんたんに切り替えられる

無料で使える「Office Mobile」

10.1インチ以下のWindowsタブレットでは、タブレット向けに新しく開発された「Office Mobile」も無料で利用できます(大型のタブレットやノートPCでも無料で利用できますが、ファイルの読み込みのみで編集や保存にはOffice 365に加入が必要です⁠⁠。

デスクトップパソコンのWordで作った書類を、外出先でWindowsタブレットのWord Mobileで開いて編集するなど、Windowsタブレットをより活用できます。

Excel Mobileで文書を作成できる
Excel Mobileで文書を作成できる

Windows 10になって、Windowsタブレットはより使いやすく、活用の幅も広がっています。本書今すぐ使えるかんたん Windowsタブレットでは、Windows 10をタッチ操作で使いこなす方法やOffice Mobileの使い方、Bluetoothの利用・省電力設定といったタブレットならではの設定、活用方法も一通り解説しています。

Windows 8/8.1のタブレットやタッチ対応のノートパソコンをWindows 10にアップグレードした人やWindows 10搭載のタブレットを購入した人は、ぜひ本書を参考にしてみてください。Windowsタブレットをより活用できるはずです!