KDPであなたも作家デビュー!

AmazonのKindleストアと電子書籍

Kindle Paperwhiteなどの専用端末やスマートフォン、タブレットの広がりによって、電子書籍がぐっと身近なものになりました。電車やカフェなどで、タブレットやスマートフォンで読書をしている人を見かけることも増えているような気がします。

電子書籍を販売しているWebサイトはたくさんありますが、利用者が多いのがAmazonが運営しているKindleストアです。Kindleストアは、2012年7月に日本版がオープンし、瞬く間に日本の電子書籍ストアでトップの人気を争っています。Kindleストアでは、お得なセールが頻繁に開催されており、欲しかった本を手軽に購入して、スマートフォンやタブレットなどで読むことができます。

Amazon.co.jpのKindleストア
Amazon.co.jpのKindleストア

KDPって何?

Kindleの電子書籍サービスの1つに、KDP(Kindle Direct Publishing:キンドルダイレクトパブリッシング)というサービスがあります。KDPは、誰でも自由に自分の書いた本をKindleストアで販売できるサービスです。これまでは、出版社に持ち込んだり、高額の費用を払って自費出版したりなど、自分の本を出版するには高いハードルがありました。しかし、KDPを利用すると、アカウント作成して電子書籍ファイルを作るだけで、手軽に自分の本を世界中に販売することができます。

実際にKindleストアでは、多くの個人作成の本が売られています。内容も、自分の体験やブログの記事をまとめたエッセイや自作の漫画などの気軽に読めるものから、プログラミングの専門書まで幅広い本があり、中には出版社の本に混じってベストセラーになっている本もあります。

ベストセラーになっている個人の本もある
ベストセラーになっている個人の本もある

電子書籍を出版してみよう!

KDPで本を出版するまでの流れを見てみましょう。本を出版するまでには、大きく分けてアカウントの作成や税務手続きなどの事務作業と電子書籍の制作作業の2つがあります。事務作業では、アメリカの税務手続きが必要になります。これは、フォームが用意されているので、それに従って記入して提出するだけです。Kindle本は.mobiという独自のファイルになっています。この.mobiファイルを作るのが電子書籍の制作作業です。書籍の制作というと、高価で操作も難しい専門ソフトが必要だと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。ほとんどのパソコンにインストールされている、Microsoft Wordで原稿を作成して変換するだけで手軽に作成できます。ただし、Wordの一部の機能を使うと、Kindle本に正しく変換できないので、若干のコツが必要です。

本書Amazon Kindleストア 電子書籍出版のコレだけ!では、出版するまでの事務手続きの仕方やWordを使ったKindle本の作成方法、出版後のSNSやブログを使った宣伝の仕方までを紹介しています。多くのKindle本を出版してきた著者のノウハウが詰まっています! 本書を読んで、あなたも作家デビューしてみませんか?