実務でExcelを使うとき、今ある表を加工して新しい表にしなければならない、こんな作業を行わなければならなくなったら、どうしますか?
- テクニック本から探し出す
- ネットの掲示板で投稿してみる
それで解決しなかったとしたら最終手段は…
元の表を知っている知識でいじくりまわしてやっと完成!といったところでしょうか?もっと簡単に意図した表にできるはずなのに、と心の中で何度も繰り返しながら…。
『大公開! Excel達人の表の並べ替え・作り替えテクニックBible』は、そんな表の作り替えの心の叫びに対処する書籍です。本書では、表のデータを変えずに位置だけを変える「並べ替え」、表の形を変える「入れ替え」に関するテクニックを紹介しています。
本書で紹介している並べ替えテクニックの一例を挙げましょう。
たとえば、表の小計を基準に多い順番に並べ替えたいと思っても、並べ替えボタンでは間にあるほかの数値まで並べ替えられてしまいます。そんなときの救世主がアウトライン機能です。レベルボタンを使ってデータを折りたたむことで、表内の小計だけが表示されます。つまり、この表示された小計だけを並べ替えることで、表の小計を基準に並べ替えることができます。日頃、あまり使わない機能ですが、違う使い方をすると意外と役に立つんです。
次に入れ替えテクニックの一例です。
集計する内容によって別々に表を作成してしまったけれど、あとから1つの表にまとめたいこともあるでしょう。たとえば、販売数の表と来客数の表を同じ月で1つの表にまとめたいときです。別にもう1つ表を作成して、2つの表を見ながら転記していく…、なんて面倒臭いのでしょう。しかし、2つの表に1行ずつ空白を挿入して、形式を選択して貼り付け機能で空白を無視して貼り付けるだけで一発で1つの表にまとめられます。もちろん、1行ずつ空白を挿入する作業も連番を付けて並べ替えるだけで一発でできます。
このように、Excelの機能はフル活用することで、表の並べ替えや作り替えを手早く行うことができます。また、Excelの機能だけではできないことは関数を駆使して解決可能です。
実際の手順は、具体的なサンプルとともに本書に掲載しているので、Excelの表の並べ替えや作り変えで作業が進まず困っている方は是非一読してみてください。なお、本書はExcel 2013/2010/2007に対応しています。