デジタルノートの決定版 OneNote 2010を使ってみよう!

OneNote 2010(以下、OneNote)はMicrosoft Officeの一製品です。Office 2010 Home and BusinessおよびOffice 2010 Professionalに含まれているので、すでにパソコンにインストールされているものの、一度も使ったことがないという人は結構多いのではないでしょうか? ここでは、OneNoteの機能紹介、および簡単な使い方を紹介します。

OneNoteでデジタルートを作成する

OneNoteは、テキストや画像、Webや音声など、さまざまな情報を取り込み、自由にレイアウトできる「デジタルノート」です。集めた情報を手軽に整理して、必要なときに素早く見つけ出すことができます。

OneNoteには、とくに決まった使い方はありませんが、便利な機能がたくさん用意されています。

たとえば、会議の音声をOneNoteで録音し、同時にメモを入力しておくと、あとで聞き返したときに該当する時間に入力したメモが反転表示されます。パソコンで議事録を取るときに便利でしょう。

また、画像の文字認識機能もあるので、スキャンした書類のテキストデータだけを取り出すといったことも可能です。紙の書類はもう不要になるでしょう。

そのほか、テキストにチェックボックスやマーカーを付けたり、アウトライン入力を行ったりする機能もあります。

OneNoteでは、テキスト/画像/音声など、さまざまな情報を1つにまとめることが可能
OneNoteでは、テキスト/画像/音声など、さまざまな情報を1つにまとめることが可能

作成したデジタルートはパソコン以外でも読める

作成したノートは、PDFやWordファイルに変換することができます。そのほか、Microsoftのクラウドサービス「SkyDrive」に保存して、Webブラウザ上で閲覧することもできます。他の人に見せたいときや、作成したパソコンがない場所で確認したいときに便利でしょう。

作成したノートはSkyDriveに保存して、スマートフォンから閲覧することもできる
作成したノートはSkyDriveに保存して、スマートフォンから閲覧することもできる

また、iPhoneやAndroid端末用のアプリも用意されているので、それらの端末でノートを閲覧したり、逆にそれらの端末でメモを作成してOneNoteに送信することもできます。

このように、OneNoteは活用の幅が広く、どのようなノートにするかは、あなた次第です。弊社から発売中の書籍今すぐ使えるかんたん mini OneNote 2010 基本&便利技では、OneNoteのさまざまな使い方をわかりやすく紹介しています。興味を持った方は、ぜひ一度ご覧になってみてください。