良いコードってなに

みなさんはどんなコードが「良いコード」だと思いますか? 一般的に、次の4つを満たすものが良いコードです。

保守性が高い

私たちが書いたコードは、私たちが想像するよりも長く利用されます。あとから見て何をやっているのか理解不能なコードは、良いコードとは言えません。将来の自分は記憶力において他人と同然です。つまり、他人が見て理解できるコードであれば、将来の自分が見ても理解できる良いコードです。

すばやく効率的に動作する

良いコードは適切なパフォーマンスで動作します。コードの計算量を常に意識し、最適なアルゴリズムを選択することで、パフォーマンスを高めることができます。

正確に動作する

確実に動作し、信頼性が高いことは良いコードの条件です。⁠防御的プログラミング」という言葉がありますが、これは「正常な値が来るはず」という決めつけをせずに、不正な値が来ても被害を受けないように防御的にプログラミングを行うことです。良いコードは防御的で、不測のバグを生み出しにくい作りになっています。

無駄な部分がない

無駄がないコードは理解するのも修正するのも簡単で時間がかからないため、良いコードと言えます。コード内に繰り返し現れるパターンを劇的に短くする方法として、抽象化やメタプログラミング、フレームワークの導入があります。特にフレームワークを使うだけではなく、実際に作ってみると動作原理がよくわかるのでお勧めです。動作原理がわかれば抽象化が理解でき、より無駄のないコードが書けるようになります。

良いコードが書けるようになるとプログラミングがどんどん楽しくなります。日々の習慣を積み重ねて、良いコード、良い仕事を目指していきましょう。