Rubyの需要が着実に伸びています。全米ではアジャイル開発の普及もあって、2005年から2011年の間になんと求人数が25倍に増えており、Javaとの差は詰まる一方です。日本でのRubyの普及にはまだ時間がかかりますが、JIS規格(JIS X 3017)となったこともあり、今後はRubyを使った開発案件も増えてくるものと思われます。
Rubyの実力を証明するためにRuby技術者試験が策定されました。試験の合格者はRubyアソシエーションによる認定を受けることができます。現在のところ、基本的な知識を問うSilver試験と応用力を問うGold試験が行われています。共にCBPによるコンピュータ試験で、全国の会場で受験することができます。
最新の試験情報はhttp://twitter.com/rubycpで随時配信されています。
本書『Ruby公式資格教科書 Ruby技術者認定試験Silver/Gold対応』はSilver/Gold両方の試験に初めて対応した公式試験対策テキストです。これからRubyを学ぶ方は基本書として、すでにRubyの経験のある方は知識を一通り確認するのに最適な一冊です。試験範囲に沿った標準的な内容になっているほか、Silver/Goldそれぞれの模擬問題も収録しています。これから伸びていくRubyの世界にぜひチャレンジしてください。