ITパスポートのCBT試験が開始されて数か月経ちました。「興味はあるけど、CBTのイメージがわかない…」という方のために、CBTの謎を解明します!
そもそもCBTとは
CBTとはComputer Based Testingの略で、文字通りコンピュータ上でのテストを意味します。
よくある誤解が「自宅でテストが受けられるの? じゃあカンニングし放題だな!」というもの。さすがにそんなに甘くはありません。ITパスポートの場合は、試験会場に出向き、そこにあるコンピュータ上に表示される問題の解答をクリックするという形式です。計算用紙とシャープペンが貸与されるので、紙に書いて考えることもできます。
CBTでは受験日が選び放題・延ばし放題
ITパスポートでは自分の都合のよい試験日・会場で受験できます。また、試験日の7日前までなら、試験日の変更も可能です。つまり「まだ準備が完璧じゃないからちょっと先に延ばす」ことだってできるわけです(変更期限は、初回の申込日の翌日から1年間です)。
どうしても自信がなければ先延ばしもアリですが、何回も繰り返すとやる気も減っていきます。「いつでも受験できるから、今回受験しなくてもいいや…」とならないように、やる気の維持が重要です。
CBTではどこが間違ったかわからない
一度受験したけど不合格だった… そんなとき、紙の試験の時代は問題の持ち帰りが可能だったので、どこを間違ったか確認し、次の試験までに知識を補強しておくことができました。
しかしCBTでは、どの問題で間違ったのかわかりません。2択に絞り込んで迷った程度なら、「あの問題は間違えたかも」と想像できますが、最初から間違えて覚えていたときはお手上げです。
この対策は、地道なやり方しかありません。ストラテジ・マネジメント・テクノロジの3分野をまんべんなく学習し、苦手項目を克服し、重要ポイントを絶対取りこぼさないようにして、得点力を底上げしましょう。
ITパスポート試験の参考書の選び方
やる気を維持し、重要ポイントを取りこぼさないようにするためにはどうすべきでしょうか。
受験を決意した当初は、つい張り切りすぎ、広範囲を網羅していそうなぶ厚ーい本を買ってしまいがちです。しかし、ぶ厚い本で用語をかたっぱしから暗記するよりも、メリハリをつけて重要なことをしっかり理解し、そのうえで用語を覚えるほうが効率がいいですし、途中で挫折もしにくくなります。まずは軽めの本を選び、外出時にも持ち歩き、最後まで読み通すことが第一の目標となります。
まずは申し込んでしまおう
私もそうなのですが、締切がないとついついダラダラしがちです。まずは受験日を決めて申し込み、それから学習を開始することをお勧めします。3か月前から試験の申し込みができますが、3か月あれば、毎日の学習で合格力を十分身に付けることができます。
それほど難しい試験ではないですから、肩の力を抜いて、軽い気持ちでとりあえず受験を申し込んでみてはいかがでしょうか。