Xcodeとは
iPhoneやiPadの普及、Macの人気の高まりに伴い、それらのアプリケーション開発にも注目が集まってきました。これらのアプリケーションの開発は、「 Xcode」と呼ばれる、Apple提供の統合開発環境で行われています。また、言語は「Objective-C」を使います。
XcodeはOS X Lionの登場に合わせて新バージョンの「Xcode 4」が公開され、OS X Lionユーザーであれば無料でダウンロードすることができます。Mac App Storeからアプリ感覚でダウンロードとインストールができるため、iOSやMac OSのプログラミングに興味があれば、すぐに開発環境を用意することが可能です。
Xcodeのインターフェース
Xcode 4はあらゆるワークスペースが1つのウィンドウに統合されています。初めて見たときは、iTunesに近い印象を受けるかもしれません。ソースコードやコンソールも1つにまとまっているため見やすい感じはありますが、画面の小さいノートブックではそれぞれのワークスペースが狭くなってしまうという欠点もあります。
Xcode 4は複数のワークスペースが1つのウィンドウに統合されている
リファレンス情報へのアクセス
Xcodeには、開発に必要なリファレンス情報を参照する機能もあります。Organizerというウィンドウを開くと、「 iOS 5.0 Library」「 Mac OS X 10.7 Core Library」「 Xcode 4.2 Developer Library」といった情報ごとに、リファレンスを参照することが可能です。メニューをたどってみると、とても膨大な量の情報にアクセスできることがわかると思います。
リファレンス情報を参照することができる
弊社より発売中の「Objective-C プログラマーズバイブル」では、それらの中から使用頻度が高いと思われる情報を厳選して、リファレンス書としてまとめています。プログラミング経験者向けの内容ですが、興味のある方はぜひ一度手に取ってみてください。