アンティーク風デザインが流行中
ためしに、最新の女性ファッション雑誌(年配向きじゃなくて若者向きの)をパラパラパラと見てください。ワックスペーパー、しわの入った紙、日に焼けて黄色くなった紙などがページの背景に、古びたラベルとスタンプ風かすれたフォントがキャプションに使われていて、懐かしい感じを演出しているのが見つかります。
本書は、そんなアンティーク風デザインを製作するための、古い紙モノをテーマにした素材集です。
スクラップブッキングに最適
本書の素材データは350dpiの高解像度なので、プロのデザイン制作にも十分使えます。一般の方におすすめの使い方は、スクラップブッキングなどのコラージュ作品の制作です。収録している古い紙素材のテクスチャーは、そのままでもほどよいアンティーク感がありますが、Photoshopなどの画像処理ソフトで、ぼかし、かすれ、にじみなどの追加加工をおこなったり、スタンプ風素材や銅版画風イラスト素材を上に重ねることによって、お気に入りの作品を作ることができます。また裏技として、いったん紙に印刷した作品を、切ったり破いたりしてコラージュ、さらにスキャンしたり撮影したりしてアナログ感を出すといった方法もあります。
オリジナルのレターセットが作れる
本書のもう1つのテーマが郵便です。たくさん収録している切手、消印、スタンプ素材は、そのままコラージュ作品に使っても楽しいのですが、クラフト好きさんにトライして欲しいのがオリジナルレターセットの作成です。
郵便番号欄や切手貼付け用のアタリ、古い便箋、封筒のテンプレート、封筒内側用のパターンデザインまで収録しているので、これらを組み合わせてお好みのハガキや封筒、宛名ラベルなどをデザインすることが可能です。自分だけのレターセットで手紙をだしてみてはいかがでしょうか。
装丁にも注目
本書のカバーや本文のページの大部分は、収録素材を使ってデザインされています。色や柄の組み合わせ、画像加工の参考にしてください。