書籍概要

AIの作品は誰のもの? 弁理士と考えるAI×著作権

著者
発売日
更新日

概要

昨今めざましい発展を見せるAI関連技術ですが,そのひとつに画像や文章などを生み出せる「生成AI」があります。テキストからの画像生成,文章のまとめや整形などその活用は発展を続けており,適した利用を行えば大きな効率化や工夫を図れると言えるでしょう。しかしながらクリエイティブ分野に代表される著作権問題など課題や懸念点は多く,「AI生成物の権利・責任の所在」「教師データの著作権」などの問題・課題も新たに生まれる中で現行法の整備は追いついていないと言わざるを得ません。

本書では特許や著作権に精通した弁理士の視点から,知的財産の中身やAIのしくみ,AI周辺の権利問題にいたるまでを過去の裁判や海外の事例などを踏まえつつ要点および論点・争点となっている箇所を整理,解説して解説していきます。

AIを使いたい人・作りたい人・使われたくない人のすべてに役立つ,これからを考えるための一冊です。

こんな方におすすめ

  • 自分の権利を守りたいクリエイター
  • 個人でのAI利用に興味のあるユーザ
  • AI開発およびAI生成物を利用した活動(営利目的を含む)をしたい人

サンプル

目次

1章 知的財産権を知る

  • 知的財産権とは
  • 知的財産権の種類
  • 知的財産権を保護する意味
  • 特許庁での手続はどんなものか
  • 知的財産権の効力
  • 著作権のなかみ
  • 権利が侵害されるとき

2章 AIのしくみと関連技術

  • AIの種類と生成AI
  • AIはどんなものか
  • AI はどう利用されているのか

3章 AI関係者が知るべきこと

  • AI利用者が知っておくべきこと
  • 創作者が知っておきたいこと
  • 著作権侵害の判断基準
  • AIの提供者が知るべきこと
  • AIの製作と著作権

4章 現状のまとめと未来

  • いまのAIにできること
  • いまのAIにできないこと
  • AIの問題点
  • 生成物が拡散される以外の問題点
  • 海外と国内のAIに対する動き
  • 規制に関する問題点(すこしだけ未来のはなし)

サポート

現在サポート情報はありません。

商品一覧