MSX-BASICでゲームを作ろう 懐かしくて新しいMSXで大人になった今ならわかる

著者
山田直樹やまだなおき米澤遼よねざわりょう 著
定価
3,300円(本体3,000円+税10%)
発売日
2025.5.27
判型
A5
頁数
240ページ
ISBN
978-4-297-14890-4 978-4-297-14891-1

概要

当時はプログラミングに挫折した人に贈る,MSX-BASICを使用したゲームプログラミングの入門書です。制御構文や変数といったプログラミングの基礎から表現の幅を広げる工夫まで,まだプログラミングをしたことがない人でも理解できるように解説します。MSX-BASICは簡単な記述でゲームを作れるように設計されており,テキストベースのゲームからシューティング,アクション,RPGと,BASICの基礎を身につけながらステップアップすることで自分の作品を作れるようになります。

特典として,MSX公式エミュレーター「MSXPLAYer」をダウンロードできます。

こんな方にオススメ

  • あの頃はゲーム開発者になりたかった大人
  • 新MSXからレトロゲーム開発をやってみたい人

目次

  • はじめに

第1章 MSXとは

  • MSXの概要
  • MSXのエミュレーター
  • MSXPLAYerの使い方
  • MSX0 Stack
  • MSX0 Stackの使い方
  • 以前販売されていたMSX実機を利用する

第2章 MSX-BASICをはじめよう

  • BASICとは
  • まずは簡単なプログラムから
  • MSXの基本操作
  • 変数とは
  • BASICの基本命令・構文

第3章 ブロックくずし

  • テキストベースのブロック崩し
  • しくみを考える
  • ラケットの表示と移動
  • ボールの表示と移動
  • ラケットとボールの当たり判定
  • 残機とスコアの表示
  • ブロックの表示と当たり判定

第4章 シューティング

  • スプライトを使ったシューティング
  • しくみを考える
  • スプライトについて
  • 自機の処理
  • 敵の処理
  • 撃墜とゲームオーバー処理
  • 効果音をつける

第5章 アクション

  • PCGを使ったアクション
  • スプライト定義
  • 壁等のグラフィック定義
  • 足場の処理
  • プレイヤーの処理
  • 残機の管理とゲームオーバー処理

第6章 タイピング

  • MSXでは珍しいタイピングゲーム
  • 課題文字列をまとめる
  • キーボード入力の処理
  • その他の処理

第7章 アドベンチャー

  • 謎解きアドベンチャー
  • 図形を描く
  • 画面を作成する
  • コマンド入力を実装する
  • 各コマンドでフラグを管理する

第8章 RPGのバトル画面

  • コマンド選択式バトル
  • ゲーム画面を作成する
  • メインループを作成する
  • 勇者のコマンドを実装する
  • ドラゴンの行動を実装する

付録A VRAMアクセス

  • 使用できる色の制限
  • VRAMとは
  • SCREEN 1で文字の形・色を変える
  • SCREEN 1.5の使い方
  • 画面の読み取りと当たり判定

付録B MSXのドキュメント

  • アカシックライブラリー
  • 国立国会図書館デジタルコレクション

付録C 便利なツール類

  • BACON
  • MSX Floppy Disk Manager
  • MSX VIEWer
  • MSX FILE LAUNCHER 2
  • TinySprite

付録D BASIC命令まとめ

  • BASIC命令まとめ
  • 著者プロフィール

プロフィール

山田直樹やまだなおき

インディゲームクリエイター。スマホ向けのゲームアプリの個人製作を経て,2018年からMSX-BASIC等の再学習をはじめブログにまとめる。MSX用同人カートリッジゲーム「大仏パラダイス」やMSXゲーム製作解説の同人誌を製作。

𝕏@nyaonyao21
はてなブログ - ニャオニャオ21世紀https://www.nyaonyao21.com/

米澤遼よねざわりょう

「余熱」名義で,同人誌や同人ハードウェアの製作・販売を行う。近年はFPGA評価ボード向けMSX互換I/O拡張ボード「DEOCM」などMSX関連のアイテムを多くリリース。山田氏とは「大仏パラダイス」の製作を通じて交流を深め,その後の同人誌執筆などもサポート。

著書:『CPU自作入門』(共著,技術評論社)
𝕏@yone2_net
余熱.nethttps://yone2.net/