Anthropic⁠MCPを介してClaudeとアプリ⁠ツールを連携させる「Integrations」機能をリリース ―Integrationsを使った高度な検索リサーチ機能「Advanced Research」

Anthropicは2025年5月2日、MCPを使って同社の対話型生成AIサービスClaudeとさまざまなアプリやツールを連携できる「Integrations」機能をリリースした。

Anthropicは2024年11月に、AIアプリとツールやデータを接続するオープンなプロトコル「Model Context Protocol(MCP⁠⁠」をリリースしたが、MCPのサポートはローカルサーバーを介したClaude Desktopに限定されていた。今回リリースしたIntegrations機能はこれを拡張し、ClaudeがWebアプリやデスクトップアプリを介してリモートMCPサーバーとシームレスに連携できるようになる。また開発者はClaudeの機能を強化するサーバーを構築・ホストできるようになる。

現在すでに、Atlassian JiraとConfluence、Zapier、Cloudflare、Intercom、Asana、Square、Sentry、PayPal、Linear、Plaidなど10のサービスとIntegrationsによる連携が可能となっており、StripeやGitLabなども近日中に対応予定とのこと。これにより開発者は、同社のドキュメントや、CloudflareなどのOAuth認証、トランスポート処理、統合デプロイメントソリューションを活用すれば、30分足らずで独自のIntegrationsサービスを構築できるという。

また、Claudeが提供していたWebなどのリサーチ機能はIntegrationsを使って大幅に強化された「Advanced Research」となり、WebだけでなくGoogle WorkspaceやIntegrationsで連携した数百もの社内外のソースを数分~数十分で検索、調査し、包括的なレポートを作成できるようになった。

IntegrationsとAdvanced Research機能は現在ClaudeのMax、Team、Enterpriseプランでベータ版として利用できる。またProプランでも近日中に利用可能になるとのこと。

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