rabbit r1の話題が4回続いたので、小休止ではありませんが、4月17日にリリースされたAndroid 16 beta 4の話題を取り上げます。
Android 16 beta4がリリースされました
リリースされたbeta4は、プラットフォーム安定版の位置付けで、APIの確定版となっておりアプリの互換性テストにも使えるレベルです。
beta 4のリリースノートには、以下の修正内容が記載されています。
- Google Pixel の天気アプリでレーダー地図が表示されない問題を修正
- ハプティクスのパフォーマンスに影響し、フィードバックの遅延を引き起こす問題を修正
- 一部のデバイスでバッテリの消耗が過剰になる問題を修正
- 特定の状況で通話に応答したときにシステムが再起動する問題を修正
- 画面の拡大が有効になっているときに再起動が発生する問題を修正
- スクリーンセーバが起動しない問題を修正
- ranging API の使用時にスマートフォンが再起動する問題を修正
この中に、スクリーンセーバのバグ修正が挙げられています。
バグは、デベロッパやユーザから報告されたものなので、スクリーンセーバを使っている人がいることになります。提供している機能ですが、これを使っている人がいたことに驚きです。
beta 4は、Google Pixel以外のデバイスにもインストールができて、HONER、iQOO、Lenovo、OnePlus、oppo、realme、シャープ、vivo、Xiaomiのデバイスへインストールできます。気がつけば、名を連ねているのは中国メーカばかりですね。
対応デバイスの詳細は以下を参照してください。
Android 16 ベータ版デバイス | Android Developers
正式リリースは、6月上旬が予定されています。
例年と比較するとリリーススケジュールが前倒しされているので、色とりどりのデバイスが同じタイミングで登場することはないかもしれません。ただ、Google I/
OSの分断を解消してくれる?Android 16が。
Androidは、新いOSが登場するたびにOS分断が話題になります。
しかし、Android 16はこれまでのバージョンとは異なり、多くのデバイスで利用できるのではないか?
3月25日公開で少し古い記事になりますが、それによれば、多くのメーカがローエンドからミドルエンドのデバイスでも、少なくとも3回のOSアップデートを提供している。2年以内に発売されたデバイスの多くで、Android 16は利用できるのはないかとしています。
長らく無視されていたローエンドデバイスのアップデートが、長期的なアップデート提供により解消されるので、長期保証は大きな意味を持つとまとめられています。
筆者が利用するPixel 6 Proは、2021年10月28日の発売から4年経過していますが、Android 16のアップデート対象です。これは当時ハイエンドの端末なので対象外です。
たとえば、Pixel 6aは、2022年7月28日の発売から2025年7月までの3年間のアップデートが保証されているので、アップデートの対象となります。その後に発売されたPixel 7aも同じ3年間、Pixel 8aに至っては8年間なので永遠とも言える期間使えます。Googleのアップデート保証は大盤振る舞いです。
とはいえ、メーカでアップデートポリシーは異なります。
たとえば、oppoは、ローエンドデバイスでは3年間のセキュリティアップデートの提供を明言されています。しかし、OSのアップデートは、最低1回以上か、デバイスによっては提供を明言していません。ハイエンドのFind X8は、OSアップデートは4回、セキュリティアップデートは最大6年間としているのでモデルで異なっています。
AndroidもiPhoneのように長期間使えるようになりました。
しかし、購入前にユーザが知識を身に付けて、端末選びする必要があるのは変わりありません。もう少し、わかりやすくなれば良いのですが。
今週は、このあたりで、また来週。