Geminiアプリ⁠アップデート —⁠—2.0 Flash Thinking Experimentalの更新⁠Deep Researchの無料試用⁠検索履歴を利用したパーソナライゼーション機能のリリース⁠専門家にできるGem機能の提供を拡大

Googleは2月13日、Geminiアプリのパフォーマンス改善やパーソナライズするための機能の追加等をおこなったことを発表した。

Gemini 2.0 Flash Thinking Experimentalの強化

Geminiアプリの2.0 Flash Thinking Experimentalが更新され、プロンプトを複数のステップに分解して推論する能力が強化された。また新たにファイルアップロードにも対応した。

有償のGemini Advancedユーザーにはこのモデルに対して100万トークンのコンテキストウィンドウが提供され、より大きい情報を扱うことが可能となる。

Deep Research機能が強化され⁠無料試用できるように

GeminiアプリのDeep Research機能はウェブ上から情報を検索してレポートの作成をを行うが、今回の更新でGemini 2.0 Flash Thinking Experimentalが使われるようになり、調査計画と検索から推論・分析・レポート作成までの、すべての調査ステップで強化された。Geminiはウェブ閲覧と推論を順次表示していくため、調査タスクをリアルタイムで確認できる。

今回GeminiユーザーはDeep Researchを月に数回無料で試せるようになった[1]。Gemini Advancedユーザーは拡張されたアクセス権を持つ。

パーソナライゼーション機能のリリース

さらに、Geminiアプリにパーソナライゼーション機能をリリースした。この機能を使うことで、ユーザーの過去のGoogle検索に基づいてGeminiの応答がスタマイズできるようになる。また今 後数か月で、Googleの他のサービス、フォトやYouTubeにも接続できるようにし、Geminiがユーザーのアクティビティや好みを理解する能力を拡大するという。

パーソナライゼーション機能は、 メニューから「Personalization (experimental) 」選択して利用する[2]。Geminiは入力されたプロンプトを分析し、検索履歴を使ってより良い応答にできるかを判断することになる。なお、検索履歴は引き続き管理でき、検索履歴との接続はいつでもGeminiから切断できる。

Geminiを専門家にできる「Gem」の提供を拡大

また、目的に合わせた応答を得るために、Geminiを特定の専門家として振舞わせることができる「Gem」をGeminiユーザーはだれでも無料で利用できるようになった。それらのGemは、Geminiアプリの「Gemマネージャー」から選択できる。

Gemは、あらかじめ用意された「アイデア出しのプロ」⁠キャリアアドバイザー」⁠コーディングパートナー」⁠学習コーチ」⁠編集者と校正役」といったGemを使ったり、それらをカスタマイズしてGemを作ったり、一から新しくGemを作成したりすることが可能。

おすすめ記事

記事・ニュース一覧