PixelfedはInstagramに似た写真・動画共有のための連合型SNSであり、ソフトウェアがオープンソースで提供されている。写真や動画はスマートフォンで撮影して直接投稿することが日常に多いことから、アプリのリリースは待望されていたが、F-droid以外では長らくベータ版でのアプリの提供だった。そのようななか、Google Playでアプリが正式リリースされ、1月14日にApp StoreでiOSアプリがリリースされた。
これらPixelfedのアプリから、公開されているPixelfedのサーバーのどれか1つに接続して(アカウントを作成して)利用する[1]。Pixelfedのフラグシップ的サーバーは、Pixelfed開発者であるDaniel Supernault氏が立てているpixelfed.socialである。pixelfed.tokyoなどの地域のサーバーやテーマがあるサーバーもある。Pixelfedの公式サイト上では、公開サーバーのいくつかが一覧できる。なお、別のサーバーに登録したユーザー同士でも、サーバーをまたいでフォローや返信、再共有をおこなうことができる。
また、MastodonやMisskeyなどのマイクロブログ型SNSもActivityPubを利用しているため、PixelfedのユーザーにMastodonのユーザーが返信を送ったり、Pixelfedの写真をMisskey側で再共有したり、といったことができる。
以下、簡単にPixelfedの始め方を説明する。
図1 最初にアプリを起動したときには、どのPixelfedのサーバーを選択するかを求められる。Pixelfedのアカウントをどこかのサーバーに既に持っている場合には、そのサーバーを選択してログインする。
なお、初めてアカウントを作成する場合は、適当なサーバーを選択した後にログインのかわりに「register」ボタンを押してアカウントを登録する。アカウントを登録した際に確認メールが届くので、確認メールのリンクをクリックすることでアカウントが有効化される。その後、アプリを一度再起動して、作成したアカウントでログインする。
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図2 投稿画面では基本的に写真を選択するか撮影して文を添えて投稿する。投稿後はホームフィード(つまりホームタイムライン)に切り替わる。なお投稿時にはセンシティブであることを設定したり、投稿範囲も選択したりすることもできる。
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図3 付けられた返信は投稿下部の吹き出しマークや、画面上部の通知ボタンから確認できる(左図はコメントを一覧した画面、右図は通知画面)。返信に対する返信や、その投稿に対するさらなる返信も可能。
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図4 プロフィール画面はInstagramのように写真が並ぶ形になっている。投稿前にプロフィールを編集して、ユーザーアイコンの画像やプロフィール文を設定すると良いだろう。
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Pixelfedではそのサーバーの公開投稿を一覧できるタイムライン(ローカルフィード;つまりローカルタイムライン)や、Discoverタブから、ほかのユーザーの投稿を見つけることができる。また画面左上の検索ボタンから、ユーザーを検索することができる。サーバーが検索したいユーザーを認識していない場合にはユーザーID(@username@serverdomain)を直接入力することで検索できる。