NVIDIA⁠フィジカルAIモデル「NVIDIA Cosmos」発表 ―ロボットや自動運転などのAI開発を後押し

NVIDIAは2025年1月6日、米ラスベガスで開催された技術イベント「CES 2025」にて、フィジカルAIモデル「NVIDIA Cosmos」を発表した。

フィジカルAIとは、ロボットや自動運転車などの自律マシンが現実(物理)世界で複雑なアクションを認識、理解し、洞察とアクションを生成し、実行する機能をもったAI。Cosmosはこれを実現するためのWorld Foundation Model(WFM)で、現実世界の環境をシミュレートし、テキスト、画像、ビデオ入力などに基づいて正確な結果を予測することができる。

CosmosはNVIDIA Open Model Licenseの下で提供され、企業向けクラウドサービスを行うNVIDIA NGC Catalogで試すことができるほか、Hugging Faceでも利用できる

CESのキーノートにて、NVIDIAのファウンダー兼CEOのJensen Huang氏はCosmosを「ロボット工学におけるChatGPT」と表現し、フィジカルAIを民主化することにより、すべての開発者が独自のモデルをトレーニングするための専門知識とリソースをもつための基盤を提供していきたいと語った。すでに各種の大手のロボット企業や自動車関連企業、さらにライドシェアリング大手のUberでもCosmosが採用されているという。

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