11月23日にJSConf.
JSConf.
140件以上のCfP、350名以上の参加応募
今回は非常に多くのCfPを頂きました。CfPから実際の発表に至るまで、スタッフの投票で決めており、過半数の投票があれば無条件で採用します。過半数を下回ったものに関しては開催者の古川が日本語と英語話者のバランスや過去登壇回数、発表ジャンルなどを見てバランスを取って決めました。
また、350名以上の参加応募がありましたが、実際の会場には200名程度しか入れることはできず、心苦しい思いをしました。最初に150名で開けて、様子を見て50名追加しようとしてたのですが、すぐに埋まってしまい、その後の50名もwaiting listの中から選出されるようになっていました。最終的には当日キャンセルも見込んで220名までチケットを登録できるようにしましたが、それでも入れなかった人が一定数以上でてしまいました。
オープニングからLightning Talk
そんなJSConf.
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今年は例年と趣向が違って最初からいきなりLightning Talk
おかげで最初から大盛り上がりでした。全部見た私の中で一番面白かったLTは
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他にも面白い発表はいくつかありました。次点で面白かったのは
もちろん他にも面白い発表はたくさんありました。どれも面白かったのですが、個人的に面白かったものをピックアップしました。
幸せの形はどれも似ているが、不幸なプロジェクトはそれぞれの形がある by mizchi
ここからはセッションを取り上げます。面白かったセッションはいくつもありましたが、圧倒的情報の量と話の面白さ、独特のワードセンスも相まってmizchiさんの発表
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幸せなプロジェクトとはまだ何も起きていないプロジェクトであり、不幸なプロジェクトとは何らかの形で自分の予算が合わなくなり、身動きが取れなくなった状態という話でした。そこから実際にDevToolsを使ってボトルネックを見つけたり、どう見るかを解説していきました。個人的には
リアルアセットとWebのシームレスな活用のためのパスキー by maxmellon (Kento TSUJI)
次に面白かったのはmaxmellonさんの発表
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最後にきれいな解決策だけでは終わらず、泥臭い改善の積み重ねがこういったユーザーの課題を解決する道であるという締めくくりを飾っており、非常にきれいな発表でした。
クロージング 〜JSConf.jpの今後について
最後に僕からJSConf.
JavaScriptは非常に不完全な言語だと思っています。
- 歴史的な経緯でよくわからない仕様があります。
- テキストベースで毎回読み込むので時間がかかります。
- 型がなくて、呼べない関数を呼んだ結果怒られます。
- ブラウザの中だけでしか使えません。
でもそういう不完全な言語を周りのエコシステムがカバーしてきた実績があります。TC39はずっと仕様をアップデートし続けています。TypeScriptは型と開発効率をもたらしました。バンドラーがJavaScriptをまとめて圧縮することで読み込み時間を減らしました。Node.
そしてそのエコシステムの力はコミュニティが活性しているからこそ起きることです。JSConf.
こういった話で終わりました。来年ももっとたくさんの話ができる場所を提供し続けたいと思っています。
JSConf.