世界トップクラスの専門家によるセキュリティイベント 「Black Hat Japan 2008」開催
2008-10-11
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Black Hat Japanとは
2008年10月5~10日の5日間、東京、京王プラザホテルにおいて、国際セキュリティカンファレンス「Black Hat Japan 2008 Briefings & Training」が開催されました。Black Hatは、1997年に米国で始まったセキュリティ専門のカンファレンスであり、世界トップクラスの専門家によるさまざまな分野の講義を受講できる「Training」と、最先端の研究成果を知ることができる「Briefings」によって構成されています。ここ日本でも「Black Hat Japan」という名称で、2004年から毎年開催されるようになりました。
これまで海外の研究者による日本での発表プログラムが多かったBlack Hat Japanですが、今回は本家Black Hatの人気セッションに加えて、スピーカー全15人のうち日本人が5人も登場する特色ある構成となりました。一方、参加者はアジア諸国を始め中近東、太平洋諸国など11ヵ国から集まり、会場となったホテルのホール、そして初日のレセプション会場などでも、英語で情報交換をする姿が目立ちました。今後Black Hat Japanだけの特徴ある企画やプログラムとともに、日本で行われるイベントの中でも独特のポジションとなることが期待されます。
Black Hatを毎年共催しているインターネット協会(IAJapan)の高橋徹氏も記者会見に出席。今回は『HACKER』という肩書で参加したことを強調し、その原因として今回のBlack Hatに非協力的な日本の役所批判を展開していました。いったい何が…?記者会見に揃ったBlack Hatメンバー。Jeff Moss氏を中心に右側がスピーカー、左側が主催者、共催社。