トレジャーデータ( 株) は、2月14日より、同社が提供するカスタマーデータプラットフォーム「TREASURE CDP」に、機械学習を用いた自動予測を行う「予測リードスコアリング機能」を追加する。
TREASURE CDPは、同社が提供するデータプラットフォームで、ユーザが収集したあらゆるデータをユーザ顧客別の行動データに落とし、さまざまなマーケット分析に利用できるようリアルタイムに加工するプラットフォーム。
この日行われた発表会で説明を行う米Treasure Data CEOの芳川裕誠氏
これまでの同社のサービス展開について紹介し、顧客(ヒト)のデータとデバイス(モノ)のデータを合わせて分析にかけることで、新たなビジネスイノベーションが起こる。そのためのプラットフォームとなるのがTREASURE CDPと紹介した。
これまではデータのスコアリングには合理的な基準をつけることができなかったが、今回の予測リードスコアリング機能により、すでにコンバージョン済みのデータを元にプログラムが機械学習を行い、スコアリングモデルを自動的に作成、効果の高い顧客モデルを予測できるという。
新機能について説明を行う米国Treasure Data CTOの太田一樹氏
「全体の2割のお客が8割の利益をもたらしている企業も多い、そんな場合に正しくスコアリングを予測することで、8割のあまり利益をもたらさない顧客に向けた宣伝費を残り2割に向けることができる」と効果を説明。
このほか、エンタープライズ向けの新たなセキュリティ機能として、顧客のデータセンターととレジャーデータをVPN接続する「プライベートコネクト」 、データへのアクセス記録を保持する「監査レポート」が追加された。
また、トレジャーデータ( 株) 代表取締役社長の三橋秀行氏からは、日本における同社を中心としたエコシステムの展開と、デジタルマーケティング・オンライン教材の提供、そして2/19~開催される同社の5周年記念イベント「TREASURE DATA“ PLAZMA” 」についての紹介等が行われた。
日本での展開を紹介する三橋秀行氏