CSSをより柔軟に、わかりやすく、速く、ミスを少なく記述できる
最近、
- 「より柔軟に」
- 「よりわかりやすく」
- 「より速く」
- 「よりミスを少なく」
記述できるという、
CSSの拡張メタ言語には、
最近LESSについて、
本連載では、
CSSで困る5つのこととLESSのメリット
自分で記述したわけではないCSSや、
- 記述が冗長で、
どこにどの記述があるのかわかりにくい - プロジェクト内の独自の記述が存在する
(ブラウザ依存のコードやCSSハックなど) - 同じレイアウトで色を変えたページを作ってくれと言われた
(色の一括置換で済めば良いが、 同じ色を違う役割で使ってしまっている) - CSSファイルが1ファイルにまとめられているため同時作業がしにくい
- うまくページが表示されないときに、
どこの記述がまちがっているのかがわからない
LESSなら、
- 階層構造を持たせてCSSを記述できる
HTMLの階層構造と合わせてどこに何が記述してあるのかが明快になり、
「記述がどこにあるか」 と迷わなくなります。 - 「ミックスイン」
という仕組みであらかじめ宣言した記述を呼び出すだけで、 複雑なコードを利用できる 覚えにくく、
長いコードを何度も書く必要はありません。 新たなブラウザが出たときも、
1箇所を修正するだけで対応できるので、 メンテナンス性も向上します。 - 変数を用いて柔軟に処理できる
たとえば、
変数を用いて色宣言をしておけば、 たった1行変更するだけで、 指定の色をすべて変えることができます。 - 分割したファイルを1つのCSSファイルとして生成することができる
ページや役割ごとに分割することで、
ファイルの競合 (コンフリクト) を減らすことができます。 - コンパイラがミスを指摘してくれる
LESSで記述した内容は、
一度CSSへ変換 (コンパイル) されます。その時にデバッガが動作して、 文法的にまちがっている場合は記述のどこがまちがっているのかを指摘してくれます。
これは、
これにより、
この他にもLESSを使いこなすことによりたくさんのメリットがあるのですが、
LESSを利用するには
最近はLESSを使うための各種ツール/
less.
以下の3つの手順をふむだけでかんたんに利用できます。
LESSの公式Web
(以下) からless. jsをダウンロードします。 外部CSSの読み込みを変更します。
<link rel="stylesheet" type="text/
css" href="styles.css"> ↓ <link rel="stylesheet/less" type="text/
css" href="styles.less"> CSSの後に以下を記述して、
less. jsを読み込みます (必ずcssの後に記述してください)。 <script src="less.js" type="text/
javascript"></script>
あとはLESS記法でstyles.
less.jsはどのような処理をしているのか
LESSでコーディングしてみる前に、
<link rel="stylesheet/less" type="text/css" href="styles.less">
で読み込んだ
そのstyle.
<style type="text/css"></style>
として展開します。FirefoxのFirebugや、
less.
しかし、
また、
以上、
次回からはLESS記法について具体的に説明していきます。LESSが