前回作った鯉のぼりたちを使って、部屋の中に飾ったり、プレゼントボックスとしても使える“⁠こいのボックス⁠”を作ります。

※参考文献

『はこをつくろう～ペーパーランド9』神戸 憲治（ポプラ社）

テーブルや棚に飾りやすい、四角い“⁠パクパクこいのボックス⁠”と、

プレゼントボックスとして使える“⁠プレゼントこいのボックス⁠”の2種類を作ってみましょう。

PDF作例のダウンロード

作例は、A4サイズでプリントするように作ってあります。

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• プレゼントこいのボックス1のダウンロード
• プレゼントこいのボックス2のダウンロード

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『パクパクこいのボックス』を作りましょう

1. PDFファイルを参考にして、鯉のぼりのデザインを展開図に配置します。

   PDFではA4用紙1枚に3つ分のボックスをレイアウトしています。

   

2. 外周の輪郭に沿って切り抜きます。

   

3. ペーパーナイフやカッターの背などを使って、切り離さないように折り目に跡をつけて、長い片から折ります。

   

4. 一度のばして、短い辺にもしっかりと折り目をつけましょう。

   

5. 谷折りの部分は、山折りの折り目をつけた後、カッターの背などで裏側から折り跡をつけてやるときれいに仕上がります。

   

6. 裏から折り目のわかりにくいところは、前もって印をつけてから折り跡をつけましょう。

   

7. 接着する前に、角の部分をカッターの先などを使って押しつけて、しっかりと折り目をつけておくこと。

   

8. 折り目をつけ終わりました。

   

9. 口の先としっぽ側は、折って接着し、さらに接着して固定します。

   

   ※

   作例では口先（お尻）側の小さい正方形に背接着していますが、仮組みしてみて、フタがうまく閉まらないようなら左右に開いて接着しても構いません。

10. 出来上がりました。
    作例はわかりやすいように、しっぽの後ろの折り目のある四角を白くしてありますが、ここにも空色や雲模様を入れてやるといいかもしれません。

    

11. フタをしめるとこんな感じです。

    

しっぽの方が折り目の関係で、ちょっと反り気味になりますが、それもご愛敬と言うことで（どうしても気になる方は、組み上がったら、横にして箱がつぶれない程度の重しをかけておくと結構まっすぐになります⁠）⁠。

12. 残りの２匹も作ります。

    

13. ３匹完成したら、親子で飾ってやってください。
    しまうときは入れ子でどうぞ。

    

続いて“⁠プレゼントこいのボックス⁠”です。

『プレゼントこいのボックス』を作りましょう

こちらもパクパクこいのボックスと同じように、任意のサイズ（お手持ちのプリンタと相談をして）で、鯉のぼりのデザインを配置します。

ダウンロード用PDFファイルでは、2つのファイルに分けています。

1. こいのぼりの輪郭を切り抜きます。

   曲線部分はゆっくりと慎重に（といってもそれほどシビアではありません。きれいに切り抜ければきれいに仕上がりますが、機能的には多少の誤差は問題ないのです⁠）⁠。

   

2. カッターの背などで折り跡をつけて折ります。

   曲線部もふくめて全て山折りです。

   

3. 一度のばして、のりしろにのりを付けます。

   

4. おしつけて、きっちり接着しましょう。

   ペーパークラフトの場合、速乾性の木工用ボンドがおすすめです。
   はみ出さないよう少なめに、かつ接着面にまんべんなく塗るのがコツです。

   

5. 口としっぽのフタを折り込みます。

   

6. はい、プレゼントこいのボックスができあがりました。

   

7. 手作りクッキーなどのお菓子をつめこんで、こどもの日のプレゼントにいかがでしょうか。

   

“こいのボックス⁠”いかがでしたか？

折り方の基本さえマスターすれば、縦横のサイズを変更してもきちんと箱になってくれますから、犬や猫など他のキャラクターにも応用できます。いろいろと工夫して楽しんでみてください。