2015年7月第5週号 1位は、iOS向けデザインにおける破るべき4つのルール、気になるネタは、バス乗車中にスマホを充電できる『電源バス』の運行を西東京バスが開始

ネットで見かけたWebテク（Webテクニック・Webテクノロジー）記事から、Webデザイナーの目で厳選したネタを週刊で紹介するこのコーナー。今回は、2015年7月20日～7月26日の間に見つけた記事のベスト5です。

iOS向けデザインにおける破るべきルールとして、4つのデザインパターンについて問題点と解決策を解説しています。

1は、スワイプしてページめくりをするときに、ページ数や今のページを示すためのドットは見落としやすいという問題です。はっきり表示されるようにコントラストに気をつけたり、コンテンツを途中まで表示して続きがあることが想像できるようにするといいとのことです。

4は項目をドラッグして動かせることを示すアイコンなのですが、この三本線（≡）のアイコンは、メニューなどが出現する「ハンバーガーメニュー」に使われるアイコンと似ていることも問題とのことでした。

カスタムグリッドデザインを使って、Webサイトのモックアップを構築する方法についてレクチャーしている記事です。

また、グリッドを作るためのオンラインツールとPhotoshopのエクステンションも紹介されています。

jQueryを使わずに利用できるJavaScriptのライブラリを紹介しています。それぞれに、どのjQueryプラグインの代わりになるものかが記載してあります。

親要素のサイズに合わせて文字サイズを変更するFitText.jsのスタンドアロン版や、イメージギャラリー、スライダー、ツールチップなどが載っていました。

Webサイト上でタイポグラフィを扱うのに役立つツールやライブラリをまとめています。

文字のサイズを決めるのに役立つツールや、Webページで使われているフォントを調べるブックマークレットなどが紹介されていました。

アニメーションするロゴのギャラリーです。GIFアニメのロゴが16個紹介されています。

Webページ上のロゴが常に動いていたら邪魔ですが、ロールオーバー時などに動くというのは面白いんじゃないかと思いました。

そのほか、最近の記事の中から、気になるニュース記事を紹介します。

先週の気になるWebサービス

Fonticonsは、アイコンフォントを無償で提供してきたFont Awesomeから派生した有料の会員制サービスです。

年49ドルからの有料プランでは、カスタムアイコンを利用できます。SVGファイルをアップロードするか、Adobe Illustratorからコピー＆ペーストで登録できるそうです。

また、必要なアイコンだけをセレクトして自分だけのKitを作れるようになりました。不要なアイコンや冗長なCSSを読み込まなくて済むようになるので、ロード時間を短くできるメリットがあります。無料プランでは1つのkit、年49ドルのBASICプランでは5つのKitが利用できます。

携帯電話・スマートフォンを充電するためのコンセントが用意された「電源バス」の運行が始まりました。これはうれしいサービスですね。

なお、この電源には「携帯・スマホ専用」と但し書きがあって、ノートパソコンなどに使ってはダメとのこと。タブレットはだめなのかとか、iPod touchは？とかいろいろ言い出す人もいそうですが、スマホサイズのものは許されそうにも思います。

「携帯・スマホ専用」と、携帯電話とスマートフォンとが別モノとして扱われているところも今の日本の状況を表しているようで興味深いですね。この但し書きは英語では「Mobile phone only」となっていました。