2010年9月第2週号　1位は、永久保存版！？携帯コーディング、これだけ読めばすぐできる！、気になるネタは、Google Instantローンチ―タイプするにつれて次々に検索結果が表示される

ネットで見かけたWebテク（Webテクニック・Webテクノロジー）記事から、Webデザイナーの目で厳選したネタを週刊で紹介するこのコーナー。今回は、2010年9月6日～9月12日の間に見つけた記事のベスト5です。

携帯電話用ページのコーディングのための、押さえておきたい基本の知識がまとめられています。

docomo、au、softbankの3キャリア向けのコンテンツを作るための、実践的なノウハウばかりです。

携帯コーディングの専門家には当たり前のことが多いのかもしれませんが、PC向けサイト制作しかやっていない人には、新鮮に感じられることが多いんじゃないでしょうか。

iPhoneなどのスマートフォンへの対応が海外ではトレンドのようですが、日本ではまだまだ携帯向けの需要が多いはず。携帯向けの案件があったときのために、このページをブックマークした人が多いのか、はてなブックマーク数が2000を超えた人気エントリーとなっています。

CSSコーディングでのありがちなミスをまとめた記事です。

といった内容です。

守らなくても間違いではないだろうという項目も多いですが、一応チェックしておきたい内容です。

面白いナビゲーションデザインのショーケースです。驚くようなナビゲーションではなく、わかりやすくちょっとした動きのあるものが多いですね。

ボタン操作でスクロールするものやカルーセルが、あいかわらずトレンドのようです。

日本の女性向け情報サイトのデザインショーケースです。

ツイッターで情報を募集した結果をまとめたそうです。コメント欄に寄せられた情報も追加されていますね。

女性向けといえばピンクが連想されますが、意外と落ち着いた色使いが多いようです。

CSSとJavaScriptでタブナビゲーションを実現するソリューションを多数紹介しています。ほとんどのものがjQueryを利用しているようです。

アニメーション効果のあるものや、スクロールするものなど、いろんな種類のものがありますね。

そのほか先週の記事から、気になるニュース記事を紹介します。

アップルが iOS 開発者規約を変更、開発ツール制限を緩和。審査ガイドラインも公開
Flashによるアプリ開発など、サードパーティのツールでの開発もOKになるとのこと。
Flash嫌いのジョブズが方針転換？　FlashベースのiOSアプリ続々承認で、アドビも新ツール提供へ : ギズモード・ジャパン
Appleの規約変更を受け、AdobeがFlashコンテンツをiOS対応アプリに変換可能な「Packager for iPhone」の完全復活を発表したそうです。
スライド式のBluetoothキーボードを内蔵したiPhone 4用ケースが登場 - Touch Lab - タッチラボ
キーボードとバッテリ内蔵のiPhone 4ケースです。キーボードを使うときは横画面限定になっちゃいますが。

先週の気になるWebサービス

ブログ記事などをEvernoteに簡単に保存するための、Site Memoryというサービスがスタートしました。

自分のブログ上にSite Memoryボタンを設置すると、本文部分など指定した範囲だけをEvernoteにクリッピングできるようになります。

ボタンのデザインは選ぶことができますが、日本では「クリップ」と文字の入ったボタンが多く使われそうです。ゾウのアイコンだけのボタンもありました。

gihyo.jpの記事にも、さっそく「ツイートする」ボタンの横に「クリップ」ボタンが登場していますね。

クリップする範囲を「<div id="content">…</div>」の中にしたいときは、「⁠Content to clip」という欄に「content」と入れればいいようです。入れなくても自動でなんとかしてくれるといった記述もあります。

Site Memoryボタンを作るためのページは英語ですが、ユーザーが目にする画面はちゃんと日本語になっています。ところが、Evernoteにログインしていない人に対して出るメッセージ部分は英語のままなのが残念です。

Evernoteを知らない人がこのボタンを押すこともあると思うので、そこで日本語のメッセージを出してユーザー獲得につなげたいところですよね。

以下、Site Memoryについて解説したページです。上はEvernote公式のもの（英語⁠）⁠、下は日本語の記事です。

1文字入力するごとに検索結果（検索語候補じゃなくキーワード検索の結果）が表示される、Google Instantがスタートしました。

今のところ、対応ブラウザはChromeかSafariのようです。日本語でも一文字ごとに検索結果が表示されますね。

Google InstantはGoogle検索のオプション機能の一つで、通常ONになっているという扱いのようです。OFFにすることもできます。

1文字ごとに検索結果が素早く切り替わっていく様は、新感覚です。大量の検索結果を見ることになるので、検索しようと思っていたものとは別のキーワードに反応するケースも増えそうです。

数文字打った時点で上位に表示させるためのSEOが流行るかもしれませんね。