OpenAIは2025年4月17日、ターミナルからコマンドラインで動作する軽量コーディングエージェント
Meet Codex CLI—an open-source local coding agent that turns natural language into working code. Tell Codex CLI what to build, fix, or explain, then watch it bring your ideas to life. pic.
— OpenAI Developers (@OpenAIDevs) April 16, 2025twitter. com/ jjPZdRIgrm
o3 and o4-mini are super good at coding, so we are releasing a new product, Codex CLI, to make them easier to use.
— Sam Altman (@sama) April 16, 2025
this is a coding agent that runs on your computer. it is fully open source and available today; we expect it to rapidly improve.
Codex CLIは、ターミナルからコマンドラインでプロンプトを入力することで、実際に動作するコードに変換するコーディングエージェント。インストールもコマンドラインからnpmコマンド1つで完了し、OpenAI APIキーを設定すればすぐに使い始めることができる。またネットワークを無効にし、ディレクトリをサンドボックス化することで、安全かつセキュアに完全自動動作させることも可能。マルチモーダル機能により、スクリーンショットや図を渡してプログラムに機能を実装できる。

ファイルの読み取り、書き込み、コマンド実行はすべてローカルで行われる。プロンプト、高レベルコンテキスト、およびオプションの差分要約のみがモデルに送信され、生成されるため、コード全体がOpenAIにアップロードされることはない。以下の3つのモードで動作する。
- Suggest
(提案) - デフォルトのモード。
--suggest
オプションで起動。ファイルを読み取り、編集内容とシェルコマンドを提案する。変更やコマンド実行の前にy/nの承認が必要となる。コードレビューや学習、安全な探索などに使用される。 - Auto Edit
(自動編集) --auto-edit
オプションで起動。ファイルの読み取りと書き込みを自動的に実行する。シェルコマンド実行前に確認メッセージが表示される。リファクタリングや繰り返しの編集作業に適している。- Full Auto
(完全自動) --full-auto
オプションで起動。サンドボックス化されたネットワーク非対応の環境内で、現在のディレクトリをスコープとしてコマンドの読み取り、書き込み、実行を自動的に行うことができる。壊れたビルドの修正や、プロトタイプ作成などの長時間タスク用。
ディレクトリがGitによって追跡されていない状態でAuto EditまたはFull Autoモードを開始すると、Codexは警告/確認メッセージを表示する安全策も講じられている。また、近日中に追加の安全対策が確立される予定で、その際にはネットワークを有効にした状態でも自動実行するコマンドを設定する
Codex CLIの動作プラットフォームとして、macOS
またAIモデルとしては、Responses APIで利用可能なすべてのモデルがサポートされている。デフォルトのモデルは応答速度を考慮してo4-miniが採用されているが、たとえばGPT-4oに変更したい場合は--model gpt-4o
オプションを使用するか、設定でmodel: gpt-4o
を指定することで変更可能。
なお、OpenAIは2021年に自然言語プロンプトからコードを生成するAIシステム