Google⁠Gemini 2.0 Flashを一般公開 ―Gemini 2.0 Pro実験版⁠Gemini 2.0 Flash-Liteパブリックプレビューもリリース

Googleは2025年2月5日、同社の生成AIモデルGemini 2.0ファミリーのアップデートを発表した。

Gemini 2.0は2024年12月に発表されたAIエージェント機能を備えたマルチモーダルモデル。このうちGemini 2.0 Flashは低レイテンシーと高パフォーマンスをもつ2.0ファミリーの最初のモデルとして、実験版、プレビュー版がリリースされてきた。100万トークンのコンテキストウィンドウをもち、一般公開に向けたアップデートによりパフォーマンスが向上している。

Gemini 2.0 FlashはすでにGeminiアプリで試すことができるが、2月5日からGoogle AI StudioVertex AIからAPIが利用可能となっている。

また同日、200万トークンのコンテキストウィンドウをもつ上位モデルGemini 2.0 Proの実験版もリリースされた。Gemini 2.0 ProはGemini 2.0の実験モデルから開発者のフィードバックを得て、コーディングパフォーマンスと複雑なプロンプトの処理能力を備えたモデル。知識の理解と推論能力も優れており、膨大な量の情報を包括的に分析して理解できるほか、Google検索やコード実行などのツールを呼び出すこともできる。

Gemini 2.0 Proは、Google AI StudioVertex AIの開発者、およびGemini Advancedユーザー向けに実験モデルとして提供される。

さらに、Flashの廉価モデルとしてGemini 2.0 Flash-Liteのリリースも発表されている。Gemini 2.0 Flash-Liteは、Flashと同様100万トークンのコンテキストウィンドウとマルチモーダル入力を備えたコスト効率が高いモデル。ほとんどのベンチマークで旧バージョンのGemini 1.5 Flashを上回る成績をマークしたという。

Gemini 2.0 Flash-Liteは、Google AI StudioVertex AIでパブリック プレビューとして利用可能。

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