Nothing TechnologyのCEOである、Carl PeiがXへの投稿で、同社のAIへの取り組み姿勢を明らかにしました。
Nothingと言えば、透明ケースに背面LEDが光るギミックを持つスマホ、そして、随所でポイントとして使われるドッドフォントが特徴です。発売当初は、奇妙な目で見られることもありましたが、一過性で終わることもなくNothingのアイデンティティとして確立し「らしさ」として認知されました。There's been a lot of hype around AI. Some great, some confusing. It’s great to see new companies rethinking the user experience and form factors. However, there is no doubt that smartphones will remain the main consumer AI form factor for the foreseeable future. With over 4… pic.
— Carl Pei (@getpeid) June 5, 2024twitter. com/ ERJc7xhwBa
真髄はここでなく、見たり、触ったりして五感で感じられる部分にも力を入れて開発されているところです。わかりやすいところでは、高い質感や精巧な作りが肌身で感じるられる端末作りです。
もう1つ、Nothingがデザイン言語として掲げる
Nothingが考えるAIのUXとは
Carl Peiは、
また、Nothing Phone(1)販売当初は、スマホには必ずホーム画面があり、アプリを切り替えるためにホーム画面に戻る体験は古い。ユーザの意図を実現するために何らかのインターフェースが介在して、やりたいことの多くを取り持つ存在がおり、これで管理できるのが望ましいとも語っています。
たとえば、現在は、人とAIのインターフェースはテキストが主体です。
人との接点を実現するために、最短のアプローチを取ったことは理解しますが、時代を逆行している感はあります。また、これも持って人間的か?
こした現状をNothingがどのように捉えて、AIを活用しようとしているのかのヒントがXに投稿された動画で垣間見られます。
初期コンセプトだとされていますが、スマホのコンパニオンと会話する様子が確認できます。ディスプレイには、目のようなものが表示されるシーンもあり、これにSiriやAlexaを使うように話しかけている様子が伺えます。
また、AIウェラブルデバイスの
動画からは、会話型のインターフェースが提供されて裏でAIが動作するということかもしれません。となれば、平凡な感じもしますが、まだ初期コンセプトです。
スマホには、多くの情報が表示できる画面と複雑な操作ができるタッチパネルがあり、これを無視して音声操作一本に絞ると、不便になってしまう可能性もあります。今あるものと、これからのものを、どの程度のさじ加減で融合して、新しい体験として提供してくるのか気になります。また、この時にバージルの3%ルールが適用されるのかも注目です。
Phone(3)の発売来年
AIの統合はPhone(3)からとなり、端末は来年発売となると、Xの投稿でさらりと触れています。Phone(2)が7月に発売されているので、Phone(3)も似たタイミングで発売されると考えていましたが少し先になるようです。
今週は、このあたりで、また来週。